ネムルト山

ネムルト山(ネムルト・ダウ、トルコ語: Nemrut Dağ)は、トルコ東部の標高2134 m の山。アディヤマン近郊のキャフタ(Kahta)から40km 北に位置している。
ネムルト山の山頂には、コンマゲネ王国(Kingdom of Commagene)の王アンティオコス1世(Antiochus I Theos of Commageneが紀元前62年に建てた、王自身の座像を含む8 - 9 m の巨大像が並ぶ巨大墳墓がある。ここには、王の座像のほか、2羽の鷲、2頭のライオン、様々なギリシャ神話やペルシャ神話の神々の像などが並んでいる。神像にはゼウス=オロマズデス(ゼウスとアフラマズダが同一視された神)、アポロ=ミトラス、ヘラクレス、テュケ(ギリシャ神話の女神でコンマゲネ王国の守護神)などが含まれている。
王や神々の像は座して並んでおり、それぞれの像に名前が刻まれているが、いずれの坐像も首から上がない。それらの頭部は、像の足元に散在している。地震のために頭部が転げ落ちたとされるが、鼻が損壊されていることなどから、偶像破壊運動の一環の可能性も示唆されている。
レリーフの施された石版が見つかっており、それらはフリーズ(装飾のある壁)を形成していたと考えられている。そこにはアンティコス1世の系譜が刻まれ、彼がマケドニア人とペルシャ人双方に起源を持つことが示されている。
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