ヨーロッパ鉄道の駅名表示と列車案内4
小部屋にいた全員が降りきってしまった制御のディスプレイ装置を使っているところもあるが、現在でも主流は、人間の手による素朴な表示板だ。
スイスは、日本の企業が進出するよりもはるか以前からの伝統を持つ穏健な時計生産国だった。
時計の利用にも生活に根づいたセンスをうかがうことができる。
ホームには、現在時刻の表示以外に、列車の出発時刻を知らせる時計板がある。
といっても、針が自動で動くわけではない。
小学生の教材のように、駅員が針を手で動かしてそのつど出発時刻に合わせて表示する。